Update (2001/03/18)   

2001年3月18日(日曜日)。昨日から夜にかけて時々降っていた雨もすっかりあがって、今日は一気にあたたかくなりました。先週からの2回の雨で、土手の緑が一気に濃くなり、若菜を摘む人の姿も見られます。
猪名川が尼崎市内に入るところで、中洲をはさんで藻川と猪名川本流に分かれます。その藻川の南西に面した暖かい土手では、土筆が芽を出していました。二組の初老のご夫婦が土筆を探して摘んでおられましたが、なかなか見つからないようです。
子供のときから土筆を見つけるのは得意でしたから、私も探してみることにしました。立ったままの高い視線で足元を探してもなかなか見つかるものではありません。秘訣と言うほどではないのですが、「這い這いの赤ちゃんの目線で見る」ことです。枯れた草の茎や、芽吹いたばかりの緑の草よりちょっと太目のずんぐりとしたふくらみが目に入ったら、視線をそらさずその場所に近づきます。1本見つかると、その周りで何本か見つかることが多いので、動かずじっくりと見回します。こんな具合に、次々と土筆を見つけて摘んでゆきました。
隣で探しているご夫婦に、「なんでそんなに上手く見つかるんですか?」と、不思議そうに聞かれて、ちょっと得意げに「秘訣」を伝授している私でした。

つくし