BUDDY Xの装備
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Update (2013/12/22)      

 セール

●メンスル(1枚)

元々のスタンダードなメインセールは、リーチに4本のバテンを挿入するタイプだったようですが、4本のフルバテン仕様に作り変えられています。

フットはボルトロープでブームのグルーブへ、ラフは金属スライダーでマストのグルーブへセットする方式です。

リーフ方式は スラブ・リーフの2ポイント仕様で、既存のリーフのシステムは、ラフ側はクリングルをグーズネックのホーンに掛け、リーチ側はリーフラインをブームエンドのブロックを介してブームに添わせてグーズネック側に引き、クリートする方式でした。

これを2007年12月購入時に次のように変更しました。

(1)ラフのクリングルをホーンに掛ける方式は止めて、リーチ側と同様にリーフラインで引き下ろす方式に変更しました。

(2)1ポイント用のリーフラインは、ラフ側のラインもリーチ側のラインもマスト下に新たに加えたブロックを経由してドッグハウスの左右からコクピットへリードするようにしました。これによって、使用頻度の高い1ポイントリーフは、コクピット前部で行えるようになりま した。

(3) 2ポイント用のリーフラインは、ラフ側のラインはマスト下部のクリートへ、リーチ側はブームのグーズネック近くのクリートへリードすることにしました。

2012年2月に2ポイントリーフの方式を変更しました。

2ポイント用のリーフラインも、1ポイント用のリーフラインと同様に、ラフ側のラインもリーチ側のラインもマスト下に新たに加えたブロックを経由してドッグハウスの左右からコクピットへリードするようにしました。これで強風時の2ポイントリーフの作業もコクピット前部で行えるようになりました。

●ジブ(2枚)

90%

セルフタッキング仕様、ハンクス付き。

セルフタッキングジブ用トラック

セルフタッキングジブ用トラック

セルフタッキングジブのクリューとトラック

セルフタッキングジブ・クリュー

110%レギュラー

ハンクス付き。

バウ側からスターン方向を見た時のジブシートリーダーとロワーステイの位置。

●スピンネーカー

"BUDDY V"には無かったセールです。

スピンポール

スピンポール

●ジェネカー

ジェネカー用伸縮ポール

ジェネカー用のポールは、バウ・パルピットの下からバウのデッキ下に設けられた穴から前に伸び出るようになっています。出し入れは、コクピットから引き出し用のコントロールラインを引いて行います。このラインを引けば、ポールが伸び出ます。引きのテンションを開放すれば、ショックコードの力で自動的に収納されます。

ジェネカー用伸縮ポール

ソックス

艇を購入する時にジェネカー用ソックスを注文しました。"BUDDY V"の時も、ソックスでジェネカーの上げ下げが非常に快適になりました。ソックスに収納された状態でピークをマスト上に引き上げ、そこでソックスのコントロールラインを引き上げ方向に引けば、ジェネカーがフットから風を孕んでピークへと展開されます。コントロールラインを引き下げる方向に引けば、扁平なトランペット型のFRP製取り込み口が滑らかに吸い込むようにジェネカーを細長いソックスに収納して行きます。引き下げ時にも大した力は必要ありません。
ジャイブの時にも、ソックスを降ろして、ジェネカーがソックスに格納された状態でフォアステイの前を回してから、再度ソックスを引き上げてジェネカーを展開すれば、安全で楽に ジャイブの作業をすることが出来ます。

≪ 引き上げたソックス ≫

引き上げたソックス

≪ ソックスを使って展開したジェネカー ≫

展開したジェネカー

レイジージャック

"BUDDY V"同様の方式の、レイジージャックを装備しています。リーフ時にメインハリヤードを緩めても、ブームが落ちてくることが無いので非常に便利です。もちろんメインセールを上げる時にも、下ろして片付ける時にも セールがバラけないので便利です。

船外機

ヤマハの2サイクル8HPです。セル・スターター付き。バッテリー 補充電用のオルタネーター付き。

船外機

リモートコントローラーがコクピット右舷側に設置されています。

リモートコントローラー

ラダー & ティラー

●ラダー

"BUDDY V"と大きく違うところです。"BUDDY V"のラダーは、小型のディンギーの様にスターンの後ろに位置するアウトラダーだったのですが、"BUDDY X"では、スターンより前の位置にあるハンギングラダーです。

●ティラー

ティラーもエクステンションもステンレス製です。"BUDDY V"では、ティラーが木製で塗り替えが必要でした。

ティラーの位置が前寄りで、エクステンションの取り付けられたティラー前部と、メインシートブロックの取り付け位置との間隔が狭いので、タッキング(ジャイビング)時に、 今まで乗ってきたディンギーや前の艇"BUDDY V"などで行っていた操作(ティラーを身体の後ろで持ち替える操作)が困難です。ティラーの位置がコクピット床に近く低いので、タッキング(ジャイビング)時には、ティラーを跨ぎ、エクステンションを身体の前で持ち替える方が良さそうです。

メインシートとティラー

ウィンチ

"BUDDY V"と同様、ドッグハウス上のコンパニオンウェイの左右にあります。ジブシートをはじめ各種コントロールラインがドッグハウス周りに集中してリードされているこの艇では、この位置にウィンチがあるのは便利です。

コンパス

コンパニオンウェイ横のスタボーサイドに取り付けられています。

この他に、"BUDDY V"で使っていたSILVAのハンド・ベアリング・コンパスがあります。

GPS

2013年6月26日に新しいハンディGPSを購入。GARMIN eTrex 30J。

1996年に購入して"BUDDY V"の時代から使い続けた古いガーミン社のハンドヘルドGPSは、液晶が途切れてほとんど判読できなくなったので廃棄しました。

アンカー     

●ダンフォースタイプ・アンカー

標準装備のアンカーは、ダンフォースタイプの10kg(アンカーラインは12mmの40m)です。予備に、"BUDDY V"でも予備として積んでいた、ダンフォースタイプの7kg(アンカーラインは12mmの40m)。

●ブルース・アンカー 

"BUDDY V"で常用していたブルース・アンカーの5kg(5mのチェーン、アンカーラインは12mmの40mライン)です。小型・軽量ですが、この艇のサイズでも充分に有効な 把駐力があるので、"BUDDY X"でもこれを常用アンカーとします。

●チューリップ型・アンカー

これも、"BUDDY V"で使用していたもので、3kgのものが2個あります。夏の水遊びや、釣などで、ちょっと艇を止めたいときに投げ込みます。

救命用ライフスリング       

ソフトタイプの救命ブイに40mの ポリプロピレン・ロープ(軽くて水に浮く)がセットになった袋です。右舷船尾のパルピットにロープの端を結んでいます。落水があれば直ぐに救命ブイを投げ込みます。引き上げ用のテークルがセットになっています。

コクピット後部にある小テーブル  

24feetの小型艇には珍しく、コクピット後部に小テーブルがあります。

コクピット後部の小テーブル

正直に言って、ちょっと邪魔です。これが無くて、コクピットを広々と使えるほうが良いと思えます。

キャビン・テーブル

キャビン中央に、折畳みテーブルがあります。

キャビン中央の折畳みテーブル

左側半分が下に折畳めます。

フォクスル  

ドア付きのヘッドの奥のフォクスルは、ジッパーで開閉できる布製の扉で仕切られた物入れです。セールと普段使わない余分なライフジャケットを格納しています。

フォクスル

ヘッド(トイレ)  

前の艇"BUDDY V"では、キャビン 中央のシート下に置かれた簡易トイレでしたが、"BUDDY X"ではドア付きの個室トイレになりました。

ヘッド(トイレ)

ギャレー   

コンパニオンウェイ下の右舷側がチャートテーブル兼用のギャレーになっています。

ギャレー

シンクの下に清水用の小型ポリタンクがあります。

テーブルの天板を引き上げると、その下がステンレス板で内張りされたコンロを置くスペースになっていて、ジンバルが取り付けられています。そのジンバルに、カセットガスコンロをセットしました。

カセットガスコンロ

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