| 濃霧
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2000年12月9日。初冬の北湖ではよく霧が発生します。昨夜から移動性高気圧に覆われ風は弱く快晴でしたから、湖面の水温と気温の温度差から生じる濃い霧が、JR湖西線の堅田辺りから北の北湖一面を覆いました。この霧は、気温が上がるか、風が吹けば、急速に晴れるのですが、この日は風はほとんどなく、午前11時頃になってやっと上空に青空が透けて見えるようになりました。
霧が晴れ始め見えてきた蓬莱山、打見山
先週取り付けたベルトの代わりの8mmロープ
| 艇の大掃除
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2000年12月2日(土曜日)。今日は久しぶりに愛艇の内外の大掃除です。
朝から快晴。何時ものように朝9時半過ぎにワイフと二人で志賀ヨットクラブへ到着。塗り直したティラーを持参しました。艇内の物を全て外に出して虫干しし、艇の水洗いとキャビン内を小型電気掃除機で掃除する予定です。
まず、クラブスタッフの藪さんに艇を水道と電気の取れる場所に船台を移動してもらい、中の荷物を全て外に出して、クラブ外周のネット下の空き地に広げて虫干ししました。そして、小型の電気掃除機で艇内のゴミを吸い取りました。いつの間にか結構な量の砂埃や枯れ葉のくずなどが入り込んでいるものです。
その後、雨具を着て長靴を履くという完全装備の姿でホースを引いて艇とセールの水洗いにかかりました。コクピットを先に洗っておいて、その中でメインセールを洗います。洗剤をつけたブラシでワイフと協力して交替で洗います。洗い終わったところで船台ごと艇を風に向けてもらい、セールを上げてシバーさせて乾かします。細かな部分に取れない汚れはありますが、全体が白く光るようになりました。デッキとハルの外からよく見える部分は普段から水とブラシで掃除していますので、案外簡単に済みました。12時30分に掃除終了。
昼食は、カレー味のカップヌードル、インスタントのクリームスープ、カレーパン、おにぎり。
13時10分、作業再開。今度は外に出した荷物を全てもとのとおりに艇内に詰め込みます。ただでさえ狭いキャビン内に荷物を戻してゆくとますます狭くなって行きます。屈んだり膝立ち姿勢だったりの作業が続きますから腰が痛い。
その後、塗り直したティラーの取り付けて、最後に乾いたセールをブームに畳んでセット。前回11月25日に断裂したライフライン替わりのベルトは、8mmのロープをダブルに付け替えました。
作業が完了したのは、15時10分。
| 落水事故 |
2000年11月25日(土曜日)。昨日電話で志賀ヨットクラブへ乗艇の連絡をしておきました。
天気は、尼崎から大阪、京都までは快晴に近かったのですが、西大津付近から琵琶湖の上は一面の霧です。堅田あたりから少し薄れてきましたが、基本的に天気は良いので時間が経てば上空から霧は晴れてくるでしょう。
霧の中をJR和邇駅から志賀ヨットクラブへ歩く途中で、予想通り上空から霧が晴れてきて蓬莱山の頂上付近が見えてきました。田圃の上でトンビが飛び上がって輪を描き始めました。湖岸が太陽に照らされて上昇気流が発生し始めたようです。風が出てくる兆候です。
志賀ヨットクラブに着くと、BUDDYが下架されて沖の桟橋に舫われる所でした。すぐにトイレを済まして、艇へ向かいます。キャビン内で着替えて、私はまず船外機の始動など出港の準備に取りかかり、ワイフは清水汲みです。
この時期になるとデッキもコクピットも朝露で濡れています。出港前に雑巾できれいに拭いました。10時5分出港。風に合わせて東(沖島方向)へ向かいます。微風ですが波は無く、艇は滑るように静かに進みます。昨晩から天気が良かったので、朝の湖面の温度はかなり下がって良く冷えています。寒さよけに雨具を着用し、ライフジャケットも着けました。
ワイフがティラーを持っています。風が弱いので、私が風下側のガンネルに座ってライフライン代わりのベルトに体重を思い切りかけてヒールを少し大きくしようとしたところ、ベルトが一気に断裂して、背中から落水しました。とっさに左手がすぐ横にあったスタンションに掛かりました。そのまま体は右回転しながら、腰、右足、右手、右肩、左足と水に落ち込んでいきました。一瞬「冷たい」と思いました。とっさに「左手のスタンションを離さないように、右手を早くガンネルに掛けて、体重を支えなおさないと」と思いました。右の脇が水に浸かったところで、急いで右手を伸ばして、ガンネルを掴みました。あとは自分でも不思議なくらい、両腕に力が入り、続いて右足が上がり、ガンネルを横向きに抱くような形で体を引き上げることが出来ました。左足は、くるぶしの少し上までしか水に入りませんでした。
断裂したベルト
腰、背中、お腹などは水に入らなかったので、それほど寒くは感じなかったのですが、右足・右手・右脇の下は完全に濡れましたから、大急ぎで乾いた服(ジャージ)に着替えました。濡れた雨具のジャケット、ジャージ上下は、デッキ周りに干しました。デッキシューズはすっかり水浸しなので、しばらくはハダシです。
そのままではやはり寒いので、暖かい食事で体を温めようと早めに食事の準備に掛かりました。お湯を沸かしてカップヌードルを作ります。今日は一つはカレー味のヌードルで、私がこれを頂きました。暖かいものを食べると一気に寒さが吹き飛びます。
その後、ワイフはデッキが寒いのでキャビンで本を読みながら休んでいましたが、いつの間にか転寝をしています。
13時、反転して、西向。観測塔の周りで、タック、ジャイブを繰り返して、練習。
14時、天気予報どおり曇り空になり寒くなってきたし、風も吹かないので、早めに切り上げることになりました。完全にセールの始末もして、14時45分帰港。
上架後、デッキの片付けをして、15時20分にクラブを後にしました。16時45分帰宅。
木製ティラーの塗装の剥げが著しいので、持って帰り塗り直しすることにしました。切れたベルトの取替えの工夫も必要です。
今日の教訓 (1)ライフジャケットは何時でも必ず着用すること。ディンギーでは必需品なんですが、BUDDYIIIになってから、疎かになっていました。反省。(2)ナイロン製の備品は紫外線劣化を考慮して早めに取り替えること。
| 比良は紅葉・ジェネカーを楽しむ |
2000年11月4日(土曜日)。昨日は天気が悪かったが、今日は一転快晴になったので、ワイフと二人で急遽琵琶湖へ出かけることになりました。
いつもの電車で尼崎から新快速に乗り換え。季節柄、ハイキングの人や行楽地へ出かける風の人たちで電車が込んでいます。それでも、大阪駅で下車する人が多いので座席を確保し、京都まではゆっくり座って行くことが出来ました。
9時半過ぎに志賀ヨットクラブに着くと、さすがに連休ですからすでに2艇が下架されていました。着替えをしたりトイレに行ったりしているうちに艇が桟橋に下ろされ、10時前に出港。
微風ですがコンスタントに吹きそうな雰囲気です。湖面も穏やかで快適なセイリングの一日になりそうです。
11時に過ぎには観測塔に近づきました。朝食は新快速の中でパンを食べただけですからお腹が減っています。早めに食事の準備に取り掛かりました。と言っても、デッキにバーナー出してお湯を沸かし、カップヌードルを作るだけです。ヒールが安定していて、風も安定しているので、ティラーをショックコードで固定して舟まかせで走らせています。
11時40分には食事を終え、後はのんびりと快適なセーリングが続きます。
沖島南端に後1kmくらい(志賀ヨットクラブから11kmくらい)のところで13時。そこからUターンして志賀ヨットクラブを目指します。徐々に風が落ちてきたので、ジェネカーを上げることにしました。艇速はそれまでの5.5km/hから一気に8.5km/hにスピードアップ。ワイフがティラー、私がジェネカーのシートのトリム。観測塔を14時に過ぎていけるところまでジェネカーで行く事に。湖岸に近くなると風がますます落ちてきたので、セールを下ろしました。後始末をしながら14時30分帰港。
秋の快適なセーリング日和でした。
目の前の蓬莱山の紅葉がきれいで、デジカメで写真を撮りました。
| 沖島往復・1ポイントリーフ快走 |
2000年10月21日(土曜日)。今日もワイフと二人でヨットに出かけます。いつもと同じ時刻の同じ電車で、乗り継ぎも同じ(^_^)。
先週の日曜日には、志賀ヨットクラブで「なんでもありヨットレース」が賑やかに行われたらしい。でも、土曜日は全く静かです。BUDDYはすでに掘割内の桟橋に止めてありました。先に1艇が沖の桟橋に止めてあり、もう1艇をホイストで下ろす準備をしています。今日は珍しく何艇かが出港するようです。
10時出港。今日は沖島を目指し、15時帰港予定です。風はちょっと良さそうに見えます。
エリの外ですぐにセールを上げて北東の風で順調に走っています。観測塔まで40分、快調です。
北から黒い線になって風が来るのが見えます。白波も見えてきました。5分もしないうちにその風が一気にやってきました。風は少し北に寄って北北東。ポートタックのクローズホールドで快走し始めました。
ヒールがかなり強くなり、風はまだ強まる気配ですから、リーフすることにしました。このタイミングでのリーフの判断は正解でした。その後風は更に強くなり、1ポイントリーフでも結構ヒールしてスプレーを浴びながら沖島の西に一気に近づいてゆきます。
タックして沖島西岸から少し離しておいて、もう一度タックして沖島北端を目指します。沖島北端をアビームで越えて、そのまま沖島水道に入りました。漁船は何隻も走っているし、風は強弱・方向が大きく変わるなど非常にコントロールしにくいので、水道を抜けるのは止めにして引き返して再度沖島北端をかわして帰ることにししました。
沖島北端を西に越えたところでスタボータックに変えて、フリーで一気に帰港のコースに乗せました。
途中、ワイフがおしっこをしたくなったのですが、フリーでローリングが大きいのでキャビン内の簡易トイレを使うのはちょっと不安です。スターンにしゃがみパルピットとライフラインを掴んで何とか用を足すことが出来ました。
まっすぐ帰港して、14時30分帰港。そのまま上架して、デッキの片付けをして、15時15分にクラブを後にしました。17時15分帰宅。
| 2ヶ月ぶりの乗艇は風無し |
2000年9月29日(金曜日)。週間天気予報では金曜日に天気が回復しそうす。ワイフもこの日仕事が休めるとのことで、志賀ヨットクラブへ出かけることになりました。前回乗艇したのが7月22日ですから2ヶ月ぶりです。乗艇予定を電話で伝え、燃料を確認して補充してもらうように頼んでおきました。
いつものとおりJRで向かいますが、平日なので大阪までの新快速がラッシュの混雑。しかし混むのも新大阪までで、その後はゆっくりと座って行けます。
JR和邇駅から志賀ヨットクラブへ向かう農道脇で見かけた酔芙蓉の花。
志賀ヨットクラブに到着すると、艇はすでに桟橋に下ろしてありました。予めお願いしていたとおり燃料も満タンにしてあります。早速船外機を始動させようとするのですが2ヶ月ぶりなのでなかなか掛かりません。数回スターターロープを引いてやっと掛かりました。アクセルレバーを押し上げて回転数をあげたままで暫く回転させ、その後アイドリング。その後は調子よく回り始めました。
飲用の清水をポリタンクに詰め、着替えてから、10時5分出港。沖島との間をぶらぶらして15時頃寄港の予定です。
風は無風に近い微風。とりあえず、観測等周辺を目指して沖へ向かいます。11時過ぎに艇を止め、お湯を沸かしてカップヌードルを作り昼食。
ジェネカーを揚げてみましたが、風が弱すぎてこれも風を孕みません。
仕方がないのでジェネカーも下ろして、水に入って遊ぶことになりました。水はちょっと冷たかったけれど快適。風が無くて艇が動いていないので、艇の周りを泳ぎます。
暫く水で遊んでいるうちにそよっと風が出てきたようです。やっとセールで走らせることが出来ます。志賀ヨットクラブ沖ぎりぎりまで走らせようとするのですが、また風が無くなり、諦めてセールを下ろし帰港することにしました。
14時30分帰港。
| 真夏の琵琶湖ではセーリングよりやっぱり水遊び |
2000年7月22日(土曜日)。今日は志賀ヨットクラブへは予約連絡なしで出発。いつものとおりJR塚口駅を7時52分発、尼崎駅で新快速に乗り換え、京都駅で湖西線の各駅停車に乗り換えて、和邇駅に9時15分着。9時過ぎに電車の中から志賀ヨットクラブへは携帯で連絡を入れておきました。
天気は真夏の快晴。志賀ヨットクラブへ向かう途中の国道沿いの酒屋さんでポカリスエットの1.5リットルを購入。クラブに到着すると艇は既に沖の桟橋に舫ってありました。着替えて、飲用水をポリタンに汲んで、10時前に出港。
風が良いのですぐにセイリングを開始しました。最初は北北東の風でしたが次第に南に回ってゆきました。南で安定すると徐々に風が強くなってきます。南湖のほうから白波がぽつぽつやって来るのが見えます。アビームで次第に艇速をあげ、11時には長命寺港にかなり近くなりました。
昼食の準備でお湯を沸かすためにセールを降ろしました。デッキにバーナーを出して準備します。しかし艇をドリフトさせているだけでは波に揺られるので、エンジンを掛けてスターンに直角に並に追われるように走りました。その方がゆれが規則的になり安定します。お湯が沸いたので、カップヌードルに注ごうとしますが艇が揺れるのでなかなか大変です。
昼食を終えたら、天気が良すぎて暑いばかりなのでワイフがが水に入りたいと言い出しました。食事をしている間に風は弱まってきましたから水遊びは楽しそうです。フェンダーをもやいロープに結んでスターンに流し、それにつかまって機走で引っ張って遊びました。涼しいし楽しい。
これを13時過ぎまでやって、今日は夕方から京都で別の予定(メーリングリストのメンバーでのオフ会)があるので早めに切り上げることにしました。セーリングはせずにデッキを手早く片付けて、機走で14時10分帰港。
| 湖上で雨に降られた |
2000年7月2日(日曜日)。昨日から梅雨が明けたような晴天なのですが中途半端な雲があってちょっと蒸し暑い。いつものとおりJR塚口駅7時52分発の電車で出掛けます。昨日、志賀ヨットクラブへは出掛ける旨電話を入れてあります。クラブへの途中の酒屋で2リットルの「のほほん茶」と、他に何もなかったので昼食用に「マグロの缶詰」を買いました。もうちょっと何か品揃えをしていただくと有難いのですがね。
艇はすでに沖の桟橋に舫われていたので、すぐにセーリングの準備に入りました。日曜日なのに、他の艇はまだ出ていないようです。私はショートパンツに着替えて、ブームのオーニングを外して、セーリングの準備に掛かります。ワイフが水汲みです。スタッフの籔さんらが他の艇の準備をしているので、出港予定の艇がいくつかはありそうです。
風は北北東。出港してすぐにメインセールを上げました。続いてジブを上げたら、シートを結ぶのを忘れていました。恥ずかしい。
風が程よく、快調に走ります。朝方まで多少強い風が吹いていたのか頭の丸い大きな波が残っていましたが、この波は徐々に収まって、風に見合ったフラットな湖面になり、実に走りやすい。比良の山並の上に掛かっている大きな雲が南東に流れてきて、その縁からポツポツと雨粒が落ちてきました。雨粒が大きくなるたびに雨具兼用のウィンドブレーカーを着たり脱いだりするのですがが、着ると蒸し暑いので結局脱いでいるほうが快適です。
ほぼ東に向けて、クローズリーチで走っています。観測塔の南に来たところで、11時10分頃セールを降ろしました。ブームの上にオーニングを掛け艇はドリフトさせて、昼食の準備にかかります。東に走ったので雨雲は無くなって快晴。バーナーで湯を沸かし、いつもどおりのカップヌードルの昼食です。
食事の後は、風が良くなったので再びセールを上げて暫く走らせました。13時ころまでワイフは昼寝です。
その後、天気が良過ぎて暑くなってきたので、水に入って身体を冷やすことにしました。スターンのラダーを降ろして、そこから水に入り、摑まっているだけです。艇はセーリングしているので、身体の周りを水が流れとても気持ちが良いです。機走でロープにフェンダーを結んで流し、それにつかまって引っ張るのも楽しいのですが、これだとエンジンの排気ガスが臭ってあまり気持ちが良くないのです。セーリングなら音も無いし臭いも無いのでとても快適です。
14時過ぎ、再び湖西に近づくと、蓬莱山の上にある積乱雲から所々に雨が降っているのが見えてきました。強い雨脚がこちらに近づいてくるので、大急ぎでセールを降ろしオーニングを掛けているところへ、志賀ヨットクラブのスタッフ達3人が乗った救命艇が近づいてきて挨拶を交わしました。雨が近いので早めに仕舞う旨を伝えました。ジブを取りこんだところで大粒の雨が風と共に降ってきました。ワイフは荷物をキャビンの中にしまって自分も濡れないように中に入っています。私は、オーニングを掛けたブームの下で雨をよけながら機走で志賀ヨットクラブを目指します。14時20分帰港。そのまま桟橋で全てを片付け、上架して貰いました。
シャワーを浴びて、雨が小降りになるまでちょっとの間待ちました。14時50分にクラブを後にして駅まで歩く途中、観音さんの祭ってある祠のあたりで再び雨脚が強くなったので、そこで雨宿りさせてもらいました。15分ほど休んで小降りになったので駅へ向かい15時32分の電車に乗り、17時20分帰宅。
尼崎では、雨は全く降らず晴れの一日だったようです。
| 午前中は超微風、午後はジェネカーでのセーリングを楽しんだ |
2000年5月13日(土曜日)。今日もワイフと二人で琵琶湖へ。
和邇駅から志賀ヨットクラブへ向かう途中の農家の前にアヤメが咲いていました。
到着したところで早速艇を降ろしてもらいます。立命館大に今年入ったと言うアルバイトの学生さんが一人雇われていました。
風は北東の超微風。10時に出港してすぐにセールをあげました。波が全く無いのでわずかの風でもセールが効いて何とか走ります。ごく弱い風ですが風向は安定しています。波が全く無いのでコクピットの風下サイドに座って艇をヒールさせハリヤードは緩い目でセールを出来るだけ膨らませて走らせます。風が一定しているので一度トリムを決めたら舵も動かさないようにします。遅いには遅いのですが、こんな風に息を詰めるようにして微妙なコントロールで走らせているのも結構面白いものです。
湖面は静かで無音。遠くの電車の音などが湖面を伝わって来ます。時々風が少しだけやって来て湖面が縮緬皺になると、さわさわとバウが水を切る音がします。
11時にはジブを降ろしてメインセールだけで走らせながら、デッキでバーナーを点けて湯を沸かし食事の準備を始めました。カップヌードルとお握りの昼食です。
11時40分に食事が終わると、再びジブを揚げて沖島と長命寺の中間辺りを目指して東進します。
13時、反転して帰港することにしました。風は相変わらず弱いのですが北東風で安定しているので、帰りにはジェネカーが最適です。早速ジェネカーを揚げると、とたんに艇は生き返ったようにスピードを増して、ティラーにも敏感に反応するようになります。ワイフと時々交代しながらジェネカーのシートと舵を握ります。
この後何時になく眠気が襲ってきたのでワイフに全てを任せ、私は30分ほど昼寝をしました。その後もセーリングは快調で、14時には志賀ヨットクラブの沖合いに帰ってきました。時間に余裕があるのでジェネカーを下ろしジブに変えて、点在する漁師さんの目印用のブイをマークに見たててタック、ジャイブの練習をしました。
桟橋の直前でセールを降ろし、メインをブームに畳んだだけで、14時40分入港。後片付けは全て上架してからやりました。今日は片付けも簡単に済ませ、15時20分にクラブを出て、帰宅したのは17時20分でした。
| 観測塔周辺と近江舞子沖をうろうろ |
2000年5月6日(土曜日)。いつもと同様、ワイフと二人でのセーリングに出かけました。
クラブに着くと、艇は下架して沖の桟橋に回されるところでした。
風が良いので、エリの外に出てすぐにセールを上げました。風は北北東。観測塔まで40分で到着。沖島と長命寺の中間くらいを目指して、クローズリーチで快調に走ります。
11時には、ワイフがお腹が減ったから早い昼食にしたいと言うので、食事の準備をするためにジブを降ろしメインセールを1ポイントリーフして、タックを変えてビームリーチで北西を目指す程度にセールと舵を固定しました。後は風なりに走らせます。縮帆しているのでヒールは少ないし艇は安定しています。バーナーでお湯を沸かし、カップヌードルを作り昼食にしました。
11時40分には食事を終えて、セールを上げ直しセーリングを再開。風は程よく快調に走ります。ワイフはお腹がくちくなると眠くなるので、そのまま暫く昼寝。その後の1時間ほどは私一人でセーリングです。13時になったところで、近江舞子の沖近くまで来ました。ここでタックを変えて、帰港することにしました。
14時頃、観測塔を南に越えたところで風が一気に弱まったのでセールを降ろし、帰港の準備。入港時、ワイフが舵を取り、私がバウに立っていましたが、バウと桟橋の角度が大きすぎ寄せきれず陸側からロープを投げてもらって着桟しました。14時50分帰港。
| 強風、白波、1ポイントリーフ |
2000年4月29日(土曜日、みどりの日)。昨日中に志賀ヨットクラブへ出掛ける旨電話で伝えておきました。
いつものとおり、7時52分JR塚口駅発の電車で出かけます。快晴で、朝方は山地では霜注意報が出るほどですが、日中は22度まで上がるとの気象予報です。
志賀ヨットクラブに着いたところで、丁度湖岸の桟橋に艇を回してくれるところでした。やっとシーズンになったと見えて、他に2艇が出港準備中です。
10時に出港。真東へ長命寺から沖島の間を目指します。風は結構強くて、志賀ヨットクラブを出たあたりの湖岸近くでは南東の風でしたが、少し沖合いになると風は北東に変わりました。観測塔まで30分かかりません。観測塔を過ぎた辺りで風が一層強くなり、白波が立ち波も高くなってきました。大急ぎで1ポイントリーフ。ラフのリーフロープとリーチのリーフロープを大雑把に引き締めてからメインハリヤードを引きましたが何故か上がり切りません。リーチ側のリーフロープを締めすぎていたためです。リーチ側のリーフロープを少し緩めてやると、メインハリヤードを上げ切ることが出来ました。これでラフの皺が取れて、リーフしたメインセールのカーブが綺麗になりました。やっと快調に走り出しました。
強風でのセーリングなので、昼食は持参したサンドイッチだけになりました。沖島の南端から北にタックして沖島の北端が目指せるところでタック。13時頃、ほとんど沖島の北端を越す位置までやって来ました。そこで反転して志賀ヨットクラブへ帰ることにします。帰りも風は弱まらず快調に走っています。
ぎりぎりのところまでセーリングで帰り、桟橋の直前でセールを降ろしました。15時10分帰港。片付けは上架してから行いました。
和迩駅16時5分発の電車で帰りました。
| 今年最初の琵琶湖は強風、午前中のジブ帆走だけで中止 |
2000年4月8日(土曜日)。昨年の11月20日が最後ですから約4ヶ月半ぶりの志賀ヨットクラブです。
昨日午後5時にワイフから休みが取れるという連絡を受けて、早速志賀ヨットクラブに出かける旨の電話。スタッフの籔さんが出てきて「久しぶりですねー」と声をかけてくれました。
いつものとおり7時52分JR塚口発、尼崎で新快速に乗換、京都で湖西線に乗換、和邇着9時15分。
志賀ヨットクラブまでの農道沿いに春の花が咲きそろい土筆も沢山伸びています。クラブの前の桜はまだ蕾のままです。これだと長命寺湖岸の桜も来週にならないと開かないでしょう。
蓬莱山のてっぺん辺りには、まだ雪が残っています。
スタッフの籔さんとクラブの専務に、昨年11月から母の状態が悪くてしばらく来られなかった事情を説明しました。籔さんに桜の見頃を尋ねたら、来週の週末でこのあたりや長命寺辺りが咲き始めて、海津大崎辺りはあと10日は後でしょうとのこと。
艇は堀割内の桟橋に舫ってありました。早速出港の準備をしようとコンパニオンウェイの錠を開けようとしましたが、番号ロック式の錠前が錆びて回らなくなっています。少しずつ回しながら何度もトライして何とか合わせて開けることが出来たのですが、次の時までにスプレー潤滑剤などで錆び取りする必要があります。
船外機も4ヶ月ぶりなので、なかなか掛かりません。何回もスターターロープを引いていると、利き腕の右腕が疲れてきて余計に掛かってくれません。スタッフの籔さんが見兼ねて交替してくれました。長いストロークで一気に引いて、3回目に始動しました。勢いが必要ですね。
暫く暖機運転をしておきます。ワイフは飲用水汲み。私は着替えて、コクピット周りの汚れ(塵)を拭き取る掃除。風はかなり強くて湖岸近くまで白波が見えています。だんだん強まりそうな気配です。今日はエンジンを目一杯回して、プラグの焼けの調整と、古い燃料の消費、艇の調整に時間を使うことにしました。
セーリングは風の様子を見てと言うことで、とりあえず機走で艇を出しました。風と波が結構あるので、ワイフはウィンドブレーカーと雨具兼用の上下を着込みます。最初風は南東からだったのですが、観測塔に近づくころ一気に弱まり、その後直ぐに北に変わって再び白波が立ってきました。東に向けてアビームでジブ帆走することにしました。機走よりもジブ帆走の方が速いし艇の揺れが押さえられ安定して走ります。
波が1m以上あってヒールもあるので、昼食はバナナを出して食べるだけ。テルモスで持参した熱いコーヒーが美味しい。ワイフは寒くてお腹も痛くなり調子が悪そうで、キャビンに入って休んでいます。
風は強い時で、8m/s〜10m/sになっています。ワイフの体調が回復しそうにないので早めに切り上げることにしました。沖島の南端のブランケットで11時40分にUターン。そのまま、真西270度のコースで志賀ヨットクラブへ向かいます。途中で船外機を始動してジブ機帆走。志賀ヨットクラブには12時35分に帰着しました。
その後、艇はすぐに上架して貰い、ワイフはクラブハウスのストーブの前でゆっくり体を温め、私は上架した艇で湯を沸かしカップヌードルの昼食の準備。風が当らなければ艇の上は暖かです。
湖上は結構強い風が吹き続いています。比良の山並みからの吹き降ろしが、松ノ浦から南に掛けて通り抜ける風の道になっているようで、ここら辺りの木々も時々ゴーゴーと音を立てています。
堀割では、これから海津大崎から大浦へ泊りがけで出かけるという2艇が出港の準備中です。ファミリーでのお出かけと見えて、普段はヨットには乗られないような方々の姿も見えています。
お湯が沸いたところでワイフを呼んでお昼にしました。ご飯と梅干、シーチキンに暖かいカップヌードルという超簡単な昼食です。
昼食の後、艇の掃除片付けをして14時45分にクラブを後にし、和迩駅15時32分の電車から山科で新快速に乗換。まだ明るい17時15分に帰宅しました。
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