2005年12月の栂池
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New (2005/12/26) 

2005年〜2006年シーズンの始まり

● ウエアを新調

長年着込んだお気に入りの上下セットのウエアの防水性能が落ちてきたし、パンツの裾などに綻びが出てきたので、買い換えることにしました。ジャケットは、HELLY HANSENのGARE大阪店で「3Wayジャケット=防水・透湿アウターとダウンジャケットのインナーがジッパーで簡単に取りはずせる」のアウターだけを購入しました。色はナチュラルなバーンド・オレンジ。インナーは、今まで来ていたジャケットのものをそのまま使います。パンツは、IBS石井の大阪スキー店で試着した中で、サイズ的に一番フィットしたデサントのダークグレイのものを選びました。

● シーズン券購入

11月半ばに、白馬観光開発(株)栂池営業所から、シーズン券やパック券の案内とともに購入申込書が同封されてきたので、今年も栂池のリフトのシーズン券を早割り(¥30,000)で購入しました。

● 12月から大雪

昨年(2004年)は、年末が近くなっても満足に雪が降らず、栂池も大晦日の寒波による大雪でやっとスキー場らしくなったものの、予約のスキー客の半数はキャンセルし、空き部屋だらけの年末年始に だったということです。
ところが、今年(2005年)は早くから雪を見て、栂池高原スキー場は12月3日(土)に正式にオープンしました。当初は、下部のゲレンデは積雪量が足らないので滑ることはでき ず、ゴンドラリフトで山頂駅(栂の森)まで上り、ハンの木コースの最上部をハンの木高速ペアリフトを使って滑るだけです。しかし、その後も真冬並みの強い寒波が居座り、 早くも6日にはハンの木コースと唐松ゲレンデがオープンし、ゴンドラ山頂駅から山麓駅の間が滑れるようになりました。

堪らず初滑りへ

今年は、寒さと雪が早くやってきて、12月になるとあちこちでスキー場がオープンし始めました。今年も栂池をメインにすることは決めていましたので、シーズン券を購入した時に、栂池の定宿「ロッヂやまと」には、1月16日(着)〜1月26日(発)の予約を入れておきました。
ところが、12月に入ってから次々とやってくる寒波と連日の降雪で、10日ごろになると全面滑走が可能になるのも間近に思える状況です。こうなるともう、矢も楯もたまらず、12月中に初滑りに出かけることにしました。出かけるのなら混まないクリスマス連休前がベターです。そこで、15日( 着)から22日(発)の予定で「ロッヂやまと」に予約を入れると、「まだ、誰も滑りに来ないから、一人で寂しいかもしれないけれど」ということでした。大急ぎで、スキー道具一式を荷造し、宅配便で送り出しました。

bullet12月15日( 木曜日) 曇り時々晴れ

昨日からの寒波で肌を切るような冷え込みの中、朝6時過ぎに家を出ました。まだ真っ暗で満天の星空ながら、東の方が僅かに紫色になり始めています。高槻行きの各駅停車がJR大阪駅に近づいたところで、車内放送の接続 列車案内がありました。北陸本線の特急サンダーバードは大雪のため運休しているとのことです。昨日から、日本海側の各地に大雪警報が出ていましたが、12月には珍しいほどの大雪になったようです。
7時前にJR新大阪駅を発つ新幹線「のぞみ」に乗車しました。京都を過ぎ、琵琶湖岸に至ると、湖岸の山々は雪をかぶって真っ白になっていました。米原を過ぎた辺りからは線路沿いの田畑も一面の雪、名古屋の市内もうっすらと雪景色で した。JR名古屋駅で8時発特急「しなの」に乗り換えてから松本までの間も、真冬並みの雪景色が続きました。10時前に松本に着き、ここからは大糸線のJR白馬駅まで特急「あずさ」に乗車します。30分ほど接続待ちをして、11時半に白馬に到着しました。タクシーで20分、栂池の「ロッヂやまと」に到着したのが11時50分ごろでした。曇り空に時々晴れ間が見えます。

早速、部屋で荷物を解き、スキーの支度をして、12時半頃に出かけました。まず、白馬観光開発の栂池営業所で、リフトのシーズン券を引き取ります。昨年と同様、厚さ5ミリほどのソフトラバーフォームの両面に印刷と手書きのシートを張り表面をラミネート加工したほとんど手作りのカードです。

2006年シーズン券

早速、ゴンドラリフトで、栂の森(山頂駅)へ向かいます。次の写真は、山麓駅を出発した直後、右手の親の原ゲレンデとロッジの並びを見たところです。

親の原ゲレンデとロッジ群(ゴンドラリフトから)
親の原ゲレンデとロッジ群(ゴンドラリフトから)

ゴンドラリフト山頂駅から、栂の森ゲレンデのつが第2ペアリフトに乗りました。次の写真は、リフトからゲレンデ上部を見上げたところです。まだブッシュが沢山見えています。トップシーズンになるとこれらのブッシュは完全に姿 を隠します。今日の積雪量は220cmで決して少なくはないのですが、シーズン始めは根雪の無い新雪が主なので起伏やブッシュなどの自然地形がそのまま雪面の起伏になって表れます。 この後、何度も何度も降り積もり、雪が自分の重さで圧縮され密度を増してゆくと、谷や沢や窪みは埋まり、ブッシュも雪に抑えられ姿を消し、ゲレンデもコースもフラットになってゆきます。

栂の森ゲレンデを見上げる(リフトから)
栂の森ゲレンデを見上げる(リフトから)

栂の森ゲレンデから、ハンの木コースに合流する沢コース(リフトから)
栂の森ゲレンデから、ハンの木コースに合流する沢コース(リフトから)

ハンの木コースを雪の広場前まで下り、白樺クワッドリフトに乗って白樺ゲレンデを滑りました。ここもハンの木コース同様、中央が一本圧雪されているだけで、左右はふかふかの新雪のままです。馬の背コースは、未だオープンされていません。
今日は降っていなくて視界が良いので、度調整してレンズを入れ替えたサングラスで滑ってみました。確かに、とてもよく見えて、滑りやすいのですが、高速時の風で涙目になるのは仕方がありません。やっぱり高速滑走時はゴーグルが一番です。
3時間滑って、宿に帰り、農協スーパーへ出かけ、飲物・お菓子類を買ってきました。
今日の積雪量は、上=220cm、下=150cm。夜になってまた雪が降り始めました。宿泊客は、私一人です。

bullet12月16日(金曜日) 雪

昨晩からの小雪が、朝になっても降り続いています。ゴンドラリフトの営業時間に合わせて8時半に出かけました。ゴンドラリフト乗り場までは歩いて3分、鐘の鳴る丘ゲレンデへは歩いて1分、バス停のある中央ロータリーまで歩いて3分という、 非常に便利なロケーションの宿なのですが、スキーを担いで宿を出て歩いていても、乗用車の動いている気配もなく、道路に人影は見えず、スキーヤーにもボーダーにも出会いません。一瞬、スキー場が営業していないのでは、と思ってしまうほどの静けさで す。

気温はそれほど下がっていなくて、風も無く、静かに積もりそうな雪が降り続いています。朝一に、暖かいロッヂから出てすぐに重いスキーを担ぎ、歩き難いスキーブーツでせっせと歩くと、汗をかいてしまいます。でも、最近の下着やフリースは、汗で濡れても冷たくならないし、すぐに湿気が飛んで乾いたような肌触りになるので快適です。前々シーズンから、ワコール製タイツCWXと腰用のCWXを着用していますが、これはなかなかの優れもので 、体が軽くなった感じがするし腰への衝撃も緩和されるようで、とても気に入っています。

今朝は、各コース、ゲレンデともに圧雪されていません。午前中は、栂の森ゲレンデで未圧雪の膝下までの新雪を滑りました。調子に乗って何本も深雪を滑り、これですっかり体力を使ったので、午後はのんびりとハンの木コースを上り下り しました。
寒くなってきたので、3時には鐘の鳴る丘第2ゲレンデに下りて、滑りました。この鐘の鳴る丘第2ゲレンデは、鐘の鳴る丘ゲレンデの上部に位置し、間に小さな沢が入っているため鐘の鳴丘ゲレンデとは切り離されています。丸山ゲレンデの南の並び の斜面になります。ここにあるスカイライナー第4リフトは882mと手ごろな長さで、リフト沿いにきれいな一枚の緩斜面バーンが続きます。上部が緩く徐々に傾斜が増して乗り場に滑り込める快適な斜面です。雪は降り続いていますが、今日は午後2時ごろから気温がぐんと下がってき たので、標高の低い鐘の鳴る丘ゲレンデの雪も滑りがかなり良くなりました。がんばって4時まで滑って、宿に帰りました。
直に大きな風呂に一人で入り、大女将さんからお茶と一緒に差し入れてもらった焼き芋を頂きましたが、これが最高に美味かった。今晩も一人。そろそろ筋肉痛が出てきました。

bullet12月17日(土曜日) 雪

8時20分出発。相変わらずの雪。この雪は、15日の夕方から足掛け3日目になりますが、延々と降り続いています。ゴンドラは動いていません。仕方が無いので、鐘の鳴る丘ゲレンデへ出て、動いているスカイライナー2リフトで上ってみると、丸山ゲレンデと鐘の鳴る丘第2ゲレンデのリフトが動いています。それに乗って上を目指しました。すると、思ったとおりハンの木第3クワッドリフトが動いています。これに乗って、ハンの木コースを滑ることにしました。ハンの木第3クワッドリフトは、今日が今シーズン最初の運行です。この上のハンの木高速ペアリフトも動いていて、これらを乗り継いで栂の森ゲレンデまで上れました。結局、ゴンドラリフトは、この時期通常なら8時30分に運行を開始するのですが、除雪や安全確認のために1時間ほど遅れたようです。

最初に最上部のゲレンデ、栂の森ゲレンデを滑り、沢コースを辿ってハンの木コースに合流したりしながら、何度かハンの木コースの下まで滑り降りました。栂の森ゲレンデからハンの木コースと鐘の鳴る丘第2ゲレンデを繋いで滑ると、距離的にもかなり滑り応えがあります。これは中斜面と緩斜面が繰り返し続く4kmを越す長いコースですから、かなり楽しめます。

昼食は、12時半からカフェテリア栂の森で、カレーを食べました。スキーをしていて何時も思うことなのですが、日常生活と同じように昼食を摂ると、その直後のスキーには都合が悪いようです。食べ 過ぎの感じで、その後のスキーでの動きが苦しくな るのです。登山の時や、長距離サイクリングの時などのように、炭水化物や糖分の多い菓子類などと飲み物を小刻み補給しながら、2時間おきぐらいに休憩を摂るくらいの方が適切で、体の動きが軽快なようです。

一昨日から降り続く雪で、積雪量は充分になり、ほぼ全面オープンに近い状態にりました。ただ、馬の背コースだけは、一気に大量の新雪があったので雪崩の危険性があるからなのでしょうが、未だオープンされていません。週末ですからもうちょっと混みあうかと思いましたが、 その気配もありません。大雪の関係で車での来場が少ないようです。レストランなどは、従業員の手配が間に合わなくてオープンしていないところも多く、リフトの運転要員を集めるのも大変 なのだそうです。去年は、大晦日になってやっと本格的な積雪になるという異常事態でしたが、今年は12月半ばで豪雪となり真反対の様相です。このところ異常気象という言葉が 度々使われて いますが、なにやら地球全体の暑さ寒さの振れが極端になってきたようです。

今日も雪降りの中、4時まで滑り続けました。
KOKAが宿泊する宿は、週末も客は無く、相変わらず一人で独占しています。

bullet12月18日(日曜日) 雪

昨晩の天気予報では、大陸から南下してきた5000m上空のマイナス42度の寒気団の影響で大雪になるとのこと。今朝は、その予報どおりの積雪と寒さです。時折、突風が吹き雪煙が舞い上が ります。9時に、ゴンドラ乗り場前を眺めると、前に人だかりが出来ていますが、ゴンドラは運行していません。除雪作業の遅れと強風により、運行開始を見合わせている様子です。そこで、鐘の鳴る丘ゲレンデからハンの木コースを経由して、栂の森へ上ることにしました。見込どおり、ハンの木コース沿いのリフトは運行していました。ハンの木コースの1本目を滑り終えたのが10時ごろです。丁度、雪が小止みになったので、ハンの木第3クワッドリフトの前でデジカメを取り出して写真を撮りました。

ハンの木第3クワッドリフト乗り場から上部を
ハンの木第3クワッドリフト乗り場から上部を

振り返ると、鐘の鳴る丘第2ゲレンデ。リフトはスカイライナー4。
振り返ると、鐘の鳴る丘第2ゲレンデ。リフトはスカイライナー4。

5枚目を写そうとしたところで、電池切れのアラームが出てシャットダウンされてしまいました。昨晩フル充電してありますから、最大解像度でメモリカードが一杯になるまで撮影しても電池切れになる心配など無いはずなのですが、気温が低すぎる所為です。マイナス12度で風もかなりあります。今日は滑っても滑っても体が温まりません。16日、17日は、ロングコースをノンストップで滑った後は、しっかり汗をかいていたのに、今日は少し温まったかなという程度です。
ゲレンデ上部では、ストックを突いても、立ち止まってスキーの片足に体重を乗せても、歩いても、とにかくキュッキュと雪が鳴ります。低温用のワックスを生塗りしてきたのですが、雪温が低すぎてそれでも滑りが悪いです。

12時、カフェテリア栂の森に入って休憩しました。昼食ではなくて、ケーキと熱いココアのセットを食べました。この後も、途中時々、チョコやクッキーなどを食べてエネルギー補給するだけにしましたが、お腹が張らないようにしたほうが軽快に体を動かす事ができるようです。

30分ほど休憩した後、しばらく栂の森ゲレンデを滑りました。今日の栂の森ゲレンデは未圧雪で、昨日のシュプールの上に強風に飛ばされた不規則な積雪があり、クラストとパウダーが混在していています。ところどころでそのクラストにひっかかるので滑りにくい上に、時々突風がやって来て大きな雪煙に巻き込まれ視界が無くなります。こんな具合なので、ここではほとんど誰も滑っていません。

再びハンの木コースに戻りました。しかし今日はなんとも寒い。リフトの上で雪と強風に遭い顔が濡れると切られるように痛くて、そのうち顔の感覚が鈍くなってきます。時々ハンカチで拭いて乾いた状態にしてやらないと凍傷になりそうです。

今日は日曜日だからなのでしょう、クラブやスキーチームなどの揃いのユニフォームを着た姿が目立ちます。14時半、疲れてきたので、鐘の鳴る丘第2ゲレンデを何本か滑って、15時40分で終了にしました。

今日のゲレンデ状況は、栂の森(山頂)が、雪、−13.8℃、250p、親の原(山麓)が、雪、−8.4℃、150pでした。

bullet12月19日(月曜日) 大雪と強風

朝、相変わらず雪と強風が続いています。 昨晩から時折唸りを上げる強風を伴う吹雪が続き、かなりの積雪になりました。ゴンドラリフトも運行していませんし、吹雪で視界も悪いので、休養日にすることにしました。

午後3時ごろになって、やっと雪も風もやみ、青空が見え始めました。玄関の庇の上、玄関右の雪下ろしの後、道路脇に積もった雪の多いこと。

宿の玄関

玄関から右(東)

宿の玄関 玄関から左(東)

リフト乗り場の建物の屋根の上の積雪
リフト乗り場の建物の屋根の上の積雪

上の写真は、部屋の窓から見える鐘の鳴る丘ゲレンデのリフト乗り場の屋根の雪下ろし作業の様子です。積雪は、作業をしている人の胸から肩の辺りまでの深さがあります。

今日のゲレンデ状況は、 栂の森(山頂)、雪、−11℃、275p、親の原(山麓)、雪、−3℃、150pとのことです。 栂池ゴンドラリフトは強風の為運休、ハンの木第3クワッドリフトも強風の為運休ということで、結局、今日は栂の森に上ることは出来なかったようです。スキーの手入れとワックスがけをして、明日の準備は完了です。午後4時ころには、風も無くなり青空が見え、明日は、非常に良い条件になりそうで す。

bullet12月20日(火曜日) 晴れのち雪

昨晩、深夜は、雲の無い空に煌々と輝く月が見えていたのに、朝方から雲が出てき ました。雲の切れ間に青空が見える状態です。天気予報では、午前中30%くらいの降雪確率とのことです。気温は低くて、視界は良いので、滑るのにはとても良い条件です。午後 には降雪の可能性があるので、ゴーグルはデイパックに入れて、朝一はサングラスだけで滑ることにします。

8時40分、ゴンドラ乗車。リフト待ちゼロ人。直前に、ゴンドラの鉄塔の雪落としの作業をする人が乗車する無蓋の作業用ゴンドラが準備され ているだけです。白樺ゲレンデの最上部、馬の背の下部でゴンドラが一時停止して小刻みに移動、作業員が鉄塔に取り付き登ったところで、再び動き出しました。

今日は、ゲレンデもコースも幅一杯に全面圧雪されて、今シーズン始めての全面滑走条件を整えたようです。ただし、馬の背コースは相変わらず滑走禁止(未オープン)です。
平日( 火曜日)なので、人影がまばらです。むしろ人影が無いというのが当たっています。ですから、全く人を気にせずに、完全圧雪されたコースをバンバン飛ばして滑走でき ます。栂の森ゲレンデから沢コースを辿ってハンの木コースに合流し、快適なハンの木コースを何本か滑ったら、再び誰もいない栂の森ゲレンデへ帰って来るというパターンで滑り続けます。

全く人影の無い栂の森ゲレンデ
全く人影の無い栂の森ゲレンデ

ハンの木コース中間から上部(リフトにも斜面にも人影無し)
ハンの木コース中間から上部(リフトにも斜面にも人影無し)

ハンの木コース中間から下部(人影無し)
ハンの木コース中間から下部(人影無し)

11時にカフェテリア栂の森で休憩。ここにも人影はありません。

スキー場最上部にあるカフェテリア栂の森(人影無し)
スキー場最上部にあるカフェテリア栂の森(人影無し)

11時20分出発。今度は、ハンの木コースを雪の広場(ゴンドラ中間駅)まで下り、白樺クワッドに乗り白樺ゲレンデを2本滑りました。ここも人影はまばらで、リフト乗り場に誰もいないような状態です。

人影のまばらな白樺ゲレンデ(リフト降場付近から)
人影のまばらな白樺ゲレンデ(リフト降場付近から)

白樺ゲレンデを滑ったら、次は左手(北側)にあるチャンピオンゲレンデを滑ります。チャンピオン ・クワッドで上り、全面圧雪された広い一枚バーンを大廻高速ターンで思い切り飛ばしながら下り、そのまま ゆるゆるの緩斜面(親の原ゲレンデ)を、ゴンドラ山麓駅まで下ります。

チャンピオンゲレンデ上部から(人影無し)
チャンピオンゲレンデ上部から(人影無し)

このゴンドラ乗り場(山麓駅)にも誰もいません。今日は一体どうなっているのでしょう。何処のゲレンデ を見渡しても、ほとんど人影が見当たりません。快適といえば快適なのですが、何か不思議な感じです。
午後1時45分、 ゴンドラに乗って白樺ゲレンデを過ぎた辺りから、雪とガスで視界が悪くなってきました。2時過ぎに栂の森に着くと、ミルクの様な白いガスと雪で前が見えなくなってきたので、カフェテリア栂の森に入って休憩することにし ました。熱いココアを飲んで30分ほど休憩。広いキャフェテリア内には、私のほかにはアベックが二組しかい ません。静かです。
この後は、視界の良いハンの木コースと鐘の鳴る丘第2ゲレンデを繋いで滑るのを繰り返しました。

鐘の鳴る丘第2ゲレンデ
鐘の鳴る丘第2ゲレンデ

4時15分、鐘の鳴る丘ゲレンデを経由して宿に帰 りました。今日はかなり頑張って滑ったので疲れました。
直に風呂。夕食の準備がちょっと遅れるということで、奥さんが、熱々の焼き芋を差し入れてくれました。美味かった。

今日のゲレンデ状況は、栂の森(山頂)、晴、−11℃、255p、親の原(山麓)、晴、−3℃、150p。

bullet12月21日(水曜日) 曇りのち雪

天気予報では雪の可能性が高いようですが、 朝方は、曇り空に時折青空が覗くような天気で、雪は降っていません。白馬乗鞍岳から小蓮華岳、白馬岳方面は、雲の中です。 最初の日(15日午後)に、ちらりと白馬乗鞍岳から小蓮華岳の稜線が見えただけで、今日まで連日、山は雪雲の中に隠れて姿を現しません。

8時30分に宿を出て、ゴンドラリフトに乗りました。今日は珍しく二組ほど前に居ました。
コースもゲレンデも、広く圧雪されています。昨日から雪は降っていないので、圧雪されたバーンは昨日より少し硬そうです。しかし、低温が続いているので、上部ではまだまだ十分に板が食い込む柔らかさが残っているでしょう。

朝一番の、完全圧雪のハンの木コースを下るのは、毎度のことながら楽しみです。人が少ないので、思い切りスピードを上げても安心して滑れます。今日もこれを2本滑ったら、栂の森ゲレンデに上がり、ここから沢コースを経て再びハンの木コースに合流するパターンで滑ります。11時、カフェテリア栂の森で、休憩。11時半ころから、雲が徐々に低くな り、栂の森では雪がちらつき始めました。ハンの木コースから下では、まだ雪は降っていません。ハンの木コースを繰り返し滑ることにしました。

午後1時頃から、栂の森周辺では雪が本格的になってきました。1時半、再びカフェテリア栂の森で休憩。チョコレートを食べてエネルギー補給。ご飯ものを食べるより、 お腹が張らないので動きが軽くて快適です。

その後、 雪はだんだん強く降ってきて、リフトに乗っていると体に積り始めるようになりました。ウエアは、上下とも新調したところなので、全く濡れません。防水効果だけでなく、透湿性のある素材が使われているので、 内側が濡れることがありません。15時にハンの木コースから、鐘の鳴る丘第2ゲレンデに下りました。しかし、ここでもだんだん雪の降り方が強くなってきたので、早めに切り上げることにして、15時30分に宿に 戻りました。

今日のゲレンデ状況は、 栂の森(山頂)、曇、−7℃、240p、 親の原(山麓)、曇、−3℃、140p。 

bullet12月22日(木曜日) 雪

予定どおり、朝9時に宿を発ちました。スキー道具一式は、次回(1月16日〜26日)のために宿にお願いして預かって貰いました。
昨晩からの雪で、栂の森(山頂)で270cm、親の原(山麓)で150pになり、ゴンドラは、朝一は運休だったようです。
今回は、急に思い立って例年にない早めの初滑りでしたが、トップシーズン並みの積雪があり、19日の休養日を含めて快適なスキーを楽しむことが出来ました。

帰りの交通機関では、大糸線で信濃大町に掛かる頃から強風を伴った吹雪になり、松本からの特急しなのは10分ほどの遅れ、名古屋からの新幹線のぞみは、京都までの間で47分も遅れました。各地で12月としては観測史上にも無いほどの大雪・豪雪を記録し、あちこちで被害も出たようです。

雪

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